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墓じまいで使える補助金って?知らないと損する支援制度と申請のポイント

「お墓を整理したいけど費用が心配」「墓じまいを考えているけれど、金銭的な負担がネックになっている」

そんな方にぜひ知っておいてほしいのが、各自治体が独自に設けている“墓じまいの補助金”です。

近年、少子高齢化や都市部への人口流出によって、地方にある実家やお墓の管理が難しくなるケースが増えています。それに伴い、墓じまいをする人も増えていますが、経済的な理由で先延ばしにしている方も少なくありません。

そこで、この記事では「墓じまい 補助金」という観点から、具体的な補助制度や申請の流れについて詳しく紹介します。

目次

墓じまい費用の詳細は別記事で

墓じまいにかかる費用の内訳や目安については、以下の記事で詳しく解説しています。費用感を把握したい方は、ぜひこちらも参考にしてください。

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この記事では「補助金」に特化して、実際に利用できる制度とその活用方法をご紹介します。

墓じまいで利用できる主な補助金制度

墓じまいの補助金は、国が一律で設けているものではなく、主に地方自治体や市町村単位で実施されています。内容や金額、条件などは地域によって大きく異なりますが、ここでは代表的な例を紹介します。

秋田県鹿角市「墓地整理支援事業補助金」

  • 補助金名:墓地整理支援事業補助金
  • 補助額:最大5万円(改葬・墓石撤去にかかる費用の2分の1を上限)
  • 条件:市内にある無縁化のおそれがある墓地を撤去し、改葬または永代供養にする場合
  • 注意点:事前申請が必要。工事前に承認を得ていないと補助対象にならない。

福井県越前市「墓じまい支援事業補助金」

  • 補助金名:墓じまい支援事業補助金
  • 補助額:1件あたり最大10万円(実費の2分の1を上限)
  • 条件:越前市内にある墓地を墓じまいし、市が指定する方法で改葬すること
  • 申請期限:毎年4月〜翌年2月末(予算上限に達し次第締切)

長野県木曽町「改葬支援補助金」

  • 補助金名:改葬支援補助金
  • 補助額:最大8万円
  • 条件:町内にある墓地を改葬し、町内の共同墓や納骨堂に移すこと
  • 注意点:業者の見積書・施工前写真・使用許可証などが必要

その他、過疎地域では導入事例多数

北海道、山形県、島根県、熊本県などの過疎地域や高齢化が進む自治体では、同様の補助金制度を独自に展開していることがあります。

各自治体の補助金情報は、

  • 市区町村の公式ウェブサイト
  • 住民課・福祉課・環境課などの窓口

で確認できます。

墓じまいで使える補助金の申請方法と注意点

墓じまいで使用できる補助金の申請には、以下のような手順が一般的です。

  1. 自治体の補助金制度を確認する(ネットや役所窓口)
  2. 必要書類を準備(改葬許可証、墓石撤去の見積書、業者の情報など)
  3. 工事前に申請し、承認を得る
  4. 墓じまい完了後、実績報告書を提出
  5. 補助金の受け取り

注意点としては、「工事後に申請しても補助対象にならない」ケースが多いことです。必ず工事前に申請し、承認を得てから着工するようにしましょう。また、申請時には写真や図面、契約書など多くの書類が必要となる場合もあるため、余裕を持って準備することが大切です。

墓じまいの流れに関しては、以下の記事で確認してください。

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この記事を書いた人

相続による親戚を巻き込んだ実家じまいの壮絶さを身をもって経験。実家じまいと墓じまいに関するお役立ちサイトを運営しています。

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