実家じまいを考えたら真っ先にすることがコレ！

昨今の日本社会では核家族化が進み、ご両親と別の家で暮らす家族が多くなっています。

そのため、親の不幸などによって突然実家を相続をする事になり、

「実家を相続したけど、住まないからどうしよう…」

と悩みを抱える方が増えています。

「しばらくはそのまま放置すればいっか」

と最初こそ軽く考えていた方も、空き家を放置すれば固定資産税が6倍に跳ね上がる可能性があることを知って焦りだすものです。

空き家の固定資産税は6倍近くに跳ね上がる可能性

すべての空き家の固定資産税が今すぐ6倍になるわけではありません。

誰も住まなくなった実家を放置する方が増えている現在、高齢化社会に突入した日本の空き家問題は深刻化しています。

特に問題視されているのが「特定空き家」と「管理不全空き家」です。

• 特定空き家: 倒壊の恐れなど、周辺の生活環境に悪影響を与える恐れがある空き家
• 管理不全空き家: 特定空き家予備軍と位置づけられる空き家

行政から特定空き家に指定されてしまうと固定資産税の優遇措置を受けられず、最大で6倍の税金が課税されてしまいます。

管理できなくなった空き家では劣化が進む

ご両親が他界したり介護施設に入ることで誰も住まなくなった実家は、掃除やメンテナンスが行われなくなると急速に劣化していきます。

換気もできず湿度の高い状態が続くと、カビや木材腐朽菌が繁殖しやすくなるからです。

庭の草木も生い茂り、動物が住みついたり放火のリスク等が高まることで、近隣住民からクレームが入る可能性もあるでしょう。

このように、実家を放置することは様々なリスクを持ち続けることだとも言えるのです。

たとえ特定空き家に指定されなくても、毎年数万円～数十万円の固定資産税や、水道と電気の基本料金は払い続けることになります。

庭の掃除やメンテナンスも定期的に行わなければいけませんから、自分達で行うなら労力もかかりますし、業者に委託する場合も年間にすると数十万円の費用がかかります。

実家を相続したらまずやるべきこと

ご両親から実家を相続する事になる方が増えていますが、実家の相続で問題を抱えないために最初にやるべきことがあります。

それは、実家の現在価値を把握することです。

つまり、「実家を売ればいくらの値がつくのか？」これを把握する事が大切です。

実家じまいをするにあたって、実家じまいの方法は「売却」「賃貸」「解体」と、主に3通りのしまい方がありますが、実家の値段が分かれば判断材料になるからです。

仮に実家が高値で売れることが分かれば、実家を売ってご両親の介護施設費用に補填したり、自分達の生活費の足しにすることができるでしょう。

そこまで高い値段がつかない事が事前に分かっているのなら、複数の不動産会社に早めに仲介を依頼して、頑張って買い手を見つけてもらう必要がある事も分かります。

どうすればいいのか分からずに長年放置してしまうことは不要な費用を払い続けることにもなりますから、どこかの段階では実家じまいを決断しなければいけないでしょう。

実家の今の値段を調べる方法は？

最近は便利になり、最低限の情報を入力するだけで今の家の値段を今すぐ調べる事ができるサービスがあります。

その中でも、正しい値段を知ることができる複数社の査定比較という方法が人気です。

特に人気なのがイエウールという無料サービス。

• 約１分で無料査定依頼が完了（売らなくてもＯＫ）
• 一戸建ても分譲マンションもどちらも可能
• 複数の不動産会社の査定比較ができるので高値が付きやすい

というメリットがあり、実績も豊富なサービスだから安心して利用できます。

実家の値段を調べたからと言って、必ず実家を売らないといけないという心配もありません。

まずは実家の値段を調べるだけでＯＫ。

30坪程度の一般的な木造家屋でも解体する場合は最低でも150万円以上の費用がかかりますから、実家じまいを決断した多くの方が売却を最優先で考えます。

売却タイミングが遅くなるほど、実家の価値が下がり、買い手がつかなくなる傾向にあります。

実家のしまい方を決めるためにも、早めに判断材料を得るようにしましょう。